【体験談】発育が早すぎて着替えで困ったり親に間違われて辛かった

発育が早すぎて困った話

グローバル社会と言われているものの、真に国際理解に至っていない日本の現状。ハーフやクォーターの「困った」を募集する本企画です。

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今回話を伺ったのは、日本とアメリカのハーフであるSさん(19歳・女性)。彼女の母語は日本語と英語です。両親はアイルランドとスコットランド系とのことです。彼女は、アメリカ人の父に似て髪の色が明るく、前髪の一部が金髪のメッシュになっています。ハーフの中でも、こういった特徴は珍しいとのこと。
発育も日本と比べて早く、160センチと、小学生のうちから背丈が人と比べてかなり高かったようです。また、体つきも早くから女性らしくなりました。しかし、それゆえに学校で困った経験もたくさんしたと彼女は話し始めました……



「私の学校は小学4年生まで、教室で着替えるようになっていて、男女が一緒になっていました。しかし、小3位からスポーツブラをするくらい発育が早く……。着替えのときには、困りましたね。男子の目が気になって、見えないようにするのに必死でした。
その上、体操着も割と下着が透けるんですよね。スポーツブラを2枚重ねしたり、その上からキャミソールを着たりと、かなり工夫をしていました。本当に、発育が早すぎて大変でした……」

しかし、それが原因で嫌味も言われたと言います。

「私は、母親から『必要だから着なさい』と言われらから、スポーツブラをしていたのに……。女子には『もうブラジャーしてる』って言われて、意識しすぎだっていう感じのことを言われてしまいました。男子の目が気になってコソコソしていたこともあって、『ませてるー』ってすごく言われましたね。でも、別にませているわけじゃないんです。発達的に仕方ないんですよ。アメリカの人って、発育が早い人が多いので……。それを理解してもらえなくて、すごく辛かったですね」

また、「仕方ない」と話すものの、バスでも困った経験をしたのだとか……。

「小学生ですっていっても、『え?』っていう反応で、疑われちゃうんですよね。体があまりに女性的に成長しているし、欧米の顔って大人っぽく見えてしまうから……。バス代をごまかしてるんじゃないの?っていう目を向けられてしまうのも、いたたまれなかったですね」

そうなんですよね。私も小学生のときに、駅で子ども切符を買ったら、駅員に呼び止められた経験があります。
昔から年齢不詳って言われていて、小学生のときに、自分の小学校に妹を連れていたら、妹の保護者と間違われたことも……。

「多分、日本人って童顔の特徴があるんですよね。アジア圏も比較的若くみられると思うんですけれど、日本ってその中で特に童顔ですものね。私も『保護者に間違われた話』で思い出したんですけれど、小学校5年生の時に、お母さんと歩いていたときに、お母さんの同級生にママ友だと間違われたことがあります……。ちょうど10歳になったばかりだったので、『10代になったばかりなのに』ってかなりショックを受けましたね。もうママ?みたいな……。生まれて10年しか経ってないのにね。それを聞いたお母さんも複雑だったと思いますよ」



彼女は多くのハーフ友達がいますが、欧米圏の友人は発育面で困ったのだそう。とても辛い経験で、ハーフであることが嫌になったと話していました。

日本は制度に対して保守的ですが、そのためにハーフやクォーターが困っている場面は多そうです。彼らの発育ペースを考えて、配慮できるようにならなければ、人権が脅かされてしまいそうですね。
また、日本人の感覚でハーフやクォーター、はたまた外国人の年齢を決めつけてしまうと、彼らに深い傷を負わせてしまうことになります。彼らの外見的特徴に理解がある社会になると良いですね。

(神崎なつめ/ライター)

※『mixroots』では困った体験談を募集しています。情報提供してくださる方は、『Twitter』アカウント、@mixed_community のDMまでお問い合わせください。

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